ロサンゼルス市警警察官が息子を射殺したことが判明、陪審員らは母親に約2400万ドルの賠償金を与える

Mar 26, 2024

陪審員らは先週金曜日、2017年の自宅近くでの銃乱射事件でロサンゼルス市警察の警察官2人が不当に息子を殺害したことを明らかにし、カノガパークの母親に2,300万ドル以上の判決を下した。

連邦陪審は、ロサンゼルス市警トパンガ課の警官２人が過剰な力を行使し、発砲時に逃走していた米海軍退役軍人ジェシー・ムリーロさん（３２）の殺害に過失があったと認定した。

遺族の弁護士デイル・Ｋ・ガリポ氏によると、ムリーリョさんは地面に飛び込む際に当たった銃弾を含む４発の銃弾を受けて死亡した。

この評決は、ロサンゼルス市警察委員会による事件の検討と矛盾していた。 銃撃事件から数カ月後、委員会はムリージョ殺害の警官２人を無罪とし、どちらもロサンゼルス市警の方針に違反していないとの判決を下した。 委員会の記録によると、どちらの警察官も戦術に関する報告を受けた以外は懲戒処分を受けなかった。

2020年、ロサンゼルス郡地方検事局は、ムリージョへの発砲は「法的に正当」であるとして、関与した警官らに対する告訴を拒否した。

検察側は銃撃に関する報告書で、ムリージョ容疑者が警官がマチェーテだと合理的に信じていたものを手に持ったまま警官に「向かって全力疾走した」が、最終的には金属製の道具だったと指摘した。 ガリポ氏の訴訟はその発見に異議を唱えた。

「これらの警官には何の責任もない」とガリポ氏は8月28日月曜日、ロサンゼルスのダウンタウンにある連邦裁判所前で述べた。

「彼らは起訴されていない。 彼らは自分のポケットからお金を払いません。 そして警察は、今回の事件と同様に、それは良かった、それで良かったと言って銃撃を承認した。」

ガリポ氏によると、ムリージョさんの母親タミーさんに与えられた2,380万ドルの判決は、単一の銃撃事件としてはロサンゼルス市警史上最高額の判決の一つとなる可能性が高いという。

陪審は、彼女に可能な限り最高額の賠償金を与えるまで、わずか4時間の審議を行った。法廷記録によると、息子の不法死に対してタミー・ムリージョ単独で1200万ドルを授与した。 また、ジェシー・ムリーロ氏には、生前の痛みと苦しみに対して650万ドル、彼の死に対してさらに530万ドルが支払われ、すべて母親に支払われることになった。

この額は、今年初めにカリフォルニア州ハイウェイパトロール隊がアルタデナ駅で交通停止後に犬に積み上げられて死亡したバーバンクの男性、エドワード・ブロンスタインさんの遺族に支払われた巨額の和解金にほぼ匹敵するものだった。 裁判官が停止のビデオの公開を命じたことを受け、CHPは家族に2,400万ドルを支払うことに同意した。

過去20年間、地元警察による過剰な暴力事件を数十件裁判してきたガリポ氏は、警察による銃撃のビデオ映像が入手しやすくなったことで、ムリージョ氏やブロンスタイン氏の家族に対するような多額の支払いがさらに一般的になる可能性があると述べた。

ムリーリョ氏の事件の評決は、ボディカメラが警察署である程度標準化される前に可能だったと思うかとの質問に、同氏は明白だった。

「いいえ」と彼は言った。 「これほどの規模ではありません。 身体に装着したカメラの映像には銃撃の様子だけが記録されているのではなく、その前後に何が起こったのかが鍵となります。」

ロサンゼルス市警は月曜日の判決に関するコメント要請にすぐには応じなかった。 警察委員会の広報担当者はコメントを控えた。

銃撃事件はムリーリョスさんのデ・ソト・アベニューの自宅から約１ブロック離れたストラザーン・ストリート近くの路地で発生した。

警察官のフレッド・シグマン氏とクリストファー・モンタギュー氏は、自宅で家庭内騒動があったという通報を聞いて車で現場に向かっていました。 別の警察官がすでに反応しており、ジェシー・ムリージョさんがガスマスクを着けてプルバーを持って外に走っているのを目撃した。 その警察官は近くにいた他の人たちに無線で、ムリーリョさんが屋内にいた家族をナタで襲ったと信じていると伝えた。

シグマンとモンタギューはスタザーンの方へ向きを変え、路地の南端に陣取ったが、そこでムリージョが自分たちの方向に歩いてくるのが見えた。 警官らによると、ムリーリョさんは彼らを見るやいなや全力疾走を始めたという。 二人の警官は車から飛び降り、拳銃のホルスターを外した。